【忍野八海 三番霊場 底抜池(そこなしいけ) 】
池の畔にはとちの木の大木があります
朝霧高原にあるキャンプ場へ行った帰り、
‘忍野八海’に立ち寄りました。
ここからの富士山を見たくて、
この辺に来ると必ず訪れる場所なんです。
老若男女問わず、
富士山に抱かれながらの八海巡りは
心身が癒されます。
これがパワースポットと言われる所以
なのでしょうね。
特に私たちシニア世代には、
無理のないハイキングが
楽しめるのではないでしょうか。
これまでも何回か来ていて、
直近では3年前なので久々の忍野でした。
というか実は、
昨日キャンプ場に行く前にも
来たのですが、富士山がまた雲に
隠れてしまっていたのです。
この日は、
「またダメだったか、でも帽子を被った
ような富士山もこれはこれで素晴らしい」
と自分を励ましながら忍野をあとに。
ところが、天気が悪いと思っていた本日、
何と素晴らしいお天気じゃないですか。
(日頃の行いが良いせいでしょうか(笑)、
最近お天気に恵まれます)
この夫婦は引き寄せられるように、
前日に続き忍野を再訪したのは
言うまでもありません。
(5年間の車無し生活が解除され、
行ったり戻ったりも自由自在。
やはり車は便利ですね)
この記事では、私たちシニア夫婦が
気がつけば行きたくなったり、
近くに行った際には
必ず寄らずにはいられない場所、
忍野八海についてお伝えします。
忍野八海界隈での
お気に入りスポット
忍野に来たときは、必ず訪れる
お気に入りのパワースポットがここ↓
八海から少し離れていますが、
夫が以前、この川沿いの道から富士山を
撮った写真をもとに油絵を描いたんです。
その絵は家に飾られ、
いつも眺めているうちに
お気に入りのパワースポットに
なったのかもしれませんね。
上の写真にある家は、
絵のもとになった写真を撮った当時は
茅葺き屋根だったんですよ。
昨今、どこもそうですが、
昔の家の風情がどんどん失われるのは
寂しいものですね。
このスポットから久々に全貌を
見せてくれた富士山、
変わらない壮大な美しさに感動もひとしお!
今は亡き愛犬を連れて
この写真の川沿いを散策した思い出に
浸りながら、今回も歩きました。
忍野八海の由来と霊場
その昔、この地には忍野湖という
大きな湖があったのですが、
その湖が干上がってしまいました。
そして、残された湧水池のうち
代表的な八つの池が忍野八海の由来です。
それぞれの池が霊場とされているのですが、
これは、数字の8は尊いとされる
仏教的思想が基になっているんです。
今まで全部の池を見ていますが、
私が個人的に好きな池は、
とちの木の大木のもとに佇む、神秘的な
【三番霊場 底抜池(そこなしいけ)】
(冒頭の写真)と幻想的な
【二番霊場 お釜池】(下の写真)です。
【二番霊場 お釜池】
池の底に続くぽっかりと空いた穴。
吸い込まれそうなブルーが幻想的
底抜池で落とし物をすると、
このお釜池から出てくるという伝説があり、
この二つの池はつながっているのでは?
といわれているんです。
榛の木林資料館
この写真の大きな池は‘鯉の池’といって
八海ではなく個人所有の池ですが、
穏やかな水面を眺めていると
時が経つのも忘れてしまいます。
三番霊場 底抜池(冒頭の写真)は、
この榛の木林資料館のある
広大な林の奥にひっそりと存在しています。
資料館は、富士山北麓地域で最古の
茅葺き民家 ‘渡邉 家’ を
資料館として開放したもの。
中を見学してきました。
館内には、徳川時代の鎧などの武具や
家財道具、蚕の養殖場などが
当時のまま残され展示されているんです。
母屋の3階(屋根裏)へ上がる際は、
梯子のような階段なので
足元に十分注意しましょう。
(あと、上にも出っ張りが
あるので注意が必要)
最上階である3階から眺める富士山も
素晴らしかったです。
なんか、囲炉裏とか、ご先祖の写真を
鴨居の上に飾ってあるところとか、
私の祖父母の家(今はもうないですが)を
思い出しました。
忍野八海の駐車場事情と
注意点
①忍野八海の駐車場は?
忍野八海の周りには、
比較的低料金の駐車場が約8か所あります。
※詳しくは、忍野村観光協会公式サイト
『忍野ナビ』をご覧ください。
私たちは、1日目は‘大林’駐車場、
翌日は‘ひのでや’に停めました。
ひのでやのほうが八海に近かったですね。
以前よく利用していた‘ますの家’駐車場は、
敷地内に‘八海庭園 彦兵衛屋敷’が
ありますので、富士山を背景に
素晴らしい庭園をゆっくり
散策するのもおすすめですよ。
②忍野八海散策での注意点は?
▶ペット連れで見学は可能ですが、
必ずリードで繋いで周りに迷惑を
かけないようにしましょう。
▶最寄のバス停が多少紛らわしいので
気をつけましょう。
・高速バスの場合、
東京駅行き:『忍野八海(大橋)』
バスタ新宿行き:『忍野八海(神鶴橋)』
・路線バスの場合、
『忍野八海』または『忍野八海入口』
▶忍野村は、日本有数の
フライフィッシングのメッカです。
つりをするときは次のことに
注意しましょう。
・ポイントが民家の軒先などの場合も
あるので、ヒットしたとしても
騒がず静かにしましょう。
・多くのの釣り人が楽しむ忍野では、
先にいる人のすぐ隣に場所をとる際は、
お互い気持ちよく楽しむためにも
一声かけるようにしましょう。
・ゴミや空き缶、ペットボトル、たばこの
吸い殻などは必ず持ち帰りましょう。
※フィッシングに関しての詳細は、
忍野村観光協会公式サイト『忍野ナビ』を
ご覧ください。
▶忍野八海の池の水は、天然記念物のため
飲むことは禁止されていますが、
【湧池】がある所では、日本の名水百選にも
選ばれるほどの富士山の湧水を
無料で飲むことができますよ。
忍野八海の基本情報
▶営業時間
特に決まってはいなく、
見学時間は自由です。
ただし、‘底抜池’は榛の木林敷地内に
あるため、次の通りです。
【開館時間】
9:00-17:00
【入場料】
中学生以上300円
小学生以下150円
1歳~小学生未満100円
15名以上の団体50円引き
▶ペット連れ可
ただし、他の迷惑にならないよう
リードで必ず繋ぎましょう。
▶フィッシング可能
日本有数のフライフィッシングが
体験できます。
▶駐車場
八海近辺には、駐車場が約8か所あります。
料金は各駐車場で多少違いますが、
普通車:300円くらい
大型車:1000円くらい
▶忍野村ライブカメラを設置
ライブカメラ(10分間隔)が、
忍野八海の中心部 池本に
設置されているので、
事前チェックが可能です。
※忍野八海の詳細は、
忍野村観光協会公式サイト『忍野ナビ』を
ご覧くださいね。
忍野八海、
今度は季節を変えて訪れようと思います。